【マンガ】アトム ザ・ビギニング7巻 ★★★☆☆ 【考察】アトム今昔物語とのズレ
以前から言っているとおり、ますます「アトム今昔物語」との関連性が浮き彫りになってきております。
今回はイワンとの会話を思い出したこのシーン
「・・ト・・ム
・・・コン・・・ワ」
おそらくこれは
「アトム メコンガワ(河)」
未来からタイムスリップしたあと、ベトナム戦争に巻き込まれ、メコン川で沈んでいたアトムのことだろう。
「大災害」がなんのことかいまだはっきりわからないが、どうやら「アトム」に関することなのはほぼ間違いない。
大災害作中の5年前に日本各地で同時多発した爆発災害。一晩で数千から数万の死傷者が出た未曽有の災害だが、事故調査チームによる報告もされないまま調査は打ち切られる。海外の団体や組織からも調査参加を申請されたが拒絶されている。
大災害が「アトム」に関することであれば、可能性は2つ
- 「アトム」がタイムスリップしてきたとき
- それ以外の「アトム」引き上げ時など
「アトム」引き上げに関しては、エネルギーも枯渇して川底に沈んでいる状態なので大災害が起きる可能性は低いのではないだろうか。なにより「アトム」はベトナムに沈んでいるはずなので、日本各地の大災害とは場所が違う。
ということは5年前の大災害とは、「アトム」がタイムスリップしてきたときの可能性が高い。問題は「日本各地」となっている点で、「アトム」1体であれば他の地域は何なのだろうか。「アトム」がばらばらになった破片である可能性は低いと思う。原作に準拠するのであればこのあと「アトム」はイナゴ宇宙人のスカラ姉さんと日本で暮らすことになっているからだ。原作とは違うが、ひょっとして「アトム」以外のロボットもタイムスリップしてきている?
読み直すと、タイムパラドックス解消のためアトムが爆破されているシーンが原作に有り、これが大災害ではないかと思った。
あと、お茶の水祖父が若い頃に出会っていることから考えると、「アトム」のタイムスリップは5年前ではなく、数十年前と思われる。
またはスカラ姉さんの宇宙船がばらばらになった可能性。
タイムスリップの大きな原因として、スカラ姉さんが乗ってきた宇宙船の爆発があるので、この破片が日本各地に落ちてきた可能性も否めない。相当に進歩した宇宙船の破片はそれだけで科学を進歩させるだろうし。
個人的にはこの可能性が一番高いのではと思っているが、スカラ姉さんの出番はあるのだろうか。
そして、最終頁ではお茶の水(祖父)登場。この辺原作とずれているので混乱しがち。
ザ・ビギニングでの主役・・・「ヒロシ」
ザ・ビギニングに出てきたヒロシの祖父・・・「お茶の水祖父(仮)」
アトム今昔物語に出てくる人を「お茶の水博士」
アトム今昔物語
お茶の水博士・・博士になる前、1960年代に白ひげ(ヒゲオヤジ)医院の地下でロボット研究をしていた。未来からタイムスリップしてきたアトムと遭遇したことがある。将来的にはアニメやマンガで活躍したお茶の水博士その人。
アトム ザ・ビギニング
お茶の水祖父・・若かりし頃に、白ひげ医院の地下に住んでいた。昔「アトム」を見たことがある
ヒロシ・・A10シリーズを製作中。「アトム」を見たことはない。将来的にアトムと関わる?
原作では一人の役割なのを、二人に分けている。時間的に一人の人間では短すぎると判断したから?かな。
ちなみに原作ではアトムは1969年にタイムスリップしてきた。これはアトム誕生が2003年なので34年昔。
この絵は左足がぴょんってなった女の子みたいよね