【キングダム】久しぶりにキングダム 当時の状況を振り返ってみよう!★★★☆☆ 黒羊の戦いとか合従連衡とか
kindle版で買っているので、実は44巻はまだ未読なのですが、正直言いまして最近の黒羊戦はあまり興味ないのですよねえ・・・
話中的には呂不韋の失脚直後ですから、この黒羊の戦いはBC238年というところでしょう。
でもこの黒羊の戦いは本当にあった話なんですかね?
ぐぐってみてもキングダムの話しか出てこないし、史記でも見た覚えはないですし。
これは自分の知識不足なだけかもな。
実際の趙はBC228年、王翦と羌瘣によって滅亡します。黒羊よりまだ10年先の話ですね。
今のこの黒羊に興味がない理由の一つとして、実際は秦1国ですでに他6国と戦えるだけの力があると思っているからなのですよね。
合従連衡
という言葉を世界史で習った覚えはないでしょうか?戦国時代の縦横家とか。
当時は先生の言うまま覚えていましたが、今ならわかる。
合従と連衡の2つの政策を言うんですが、これは戦国七雄のうち一国だけ強大化しつつある秦をどう扱うか、と言う話なのです。
從=縦、衡=横です。
つまり、秦vsほかの六国の時は「縦」のライン=合従
秦と組んで他の国を責めるのが「横」のライン=連衡
ちなみに、強い順で
秦>楚>斉>燕>趙>魏>韓
と言われてまして。ちょうど秦から初めて逆時計回りになっているんで覚えやすいかなと。
斉も楽毅にやられていなければ2大強国だったはずなんですが。
ちなみに楽毅は古代中国史上最強の将軍で、あの諸葛亮でさえ憧れていたという伝説の武人。
とにかくこの戦国末期においては七雄とは言え、国の力としてはすでに秦一国に対抗するにはほかの六国が力を合わせないといけなかったのです。
ここまで来ちゃうとねえ、黒羊の戦いという戦いにたいし興味は持てないのですよ。創作かもしれないし、事実であったとしてほとんど記録に残ってない戦いですしねえ
創作がダメとは言いませんが、長すぎない?