【マンガ】衛府の七忍2巻 ネタバレ感想 ★★★☆☆ 原点回帰が感じられる
前回も書きましたが、この作者の最高傑作は「覚悟のススメ」と思っているわけですが。
「覚悟のススメ」には何というか、希望があった。罪子の「あたしの王様はあたし」に象徴されるように、どんなにつらい状況があろうとも自分を持ち続ける気概が全篇にあった。
しかし、その後の作風は人間に対する絶望というか肉袋でしかないというか、悪い方向に進んでいるような気がしてどうも好きになれない。シグルイもエクゾスカル零も。
そんな中、この衛府の七忍ですがなかなか希望が持てるんじゃないかなあと。
覚悟のススメにはあったギャグ要素と言うか、ちょっと笑わせるようなものはこの衛府の七忍にもあまり見られないのは残念なところですが、それでも真面目さを通り越して笑ってしまうようなちょっとした明るい雰囲気がある。
憐が油風呂で煮られている時のセリフ回しなどに、なんだか面白さを感じるんですよね。初期の戦術鬼に通じるような感じが。
七忍というからには7人出てくるんでしょうが、この第2巻では第1巻の零鬼に続き次の3人。
・震鬼 ・・・前述の憐が返信した。
・雪鬼・・・六花が変身する
・霞鬼(ゲキ)・・・波裸羅(ハララ)が変身する。
カスミオニではなく、ゲキなんですな。音読み統一?
ハララ様については後日機会があればまた改めて。