【マンガ】東京喰種 喰種はなぜ世界を支配できなかったのか 【考察】その2
喰種は人間しか食べることができない
これは生物として大きな弱点。特定食物からしか栄養を摂取できないということは、その食物の増減がそのまま自分たちの数に影響するということ。
人間であれば、パンがなければケーキを食べればいいじゃない?牛がいなければ豚とか、米が取ればければ芋とか、まあ、他の食物で栄養を摂取することができます。
ところが、喰種は人間しか食べることができない。
大飢饉で人間の数が減少した時は必然的に喰種の数も減少します。しかも1:1000の比率ですからその比率一度割り込んでしまうと元本割れが続く可能性もある。
しかもこれが一番の問題ですが、食べられる人間も黙って食べられるわけじゃない。羊飼いの羊じゃないんですよね。肉体的な差は圧倒的ですが、知能は同等なので増えすぎると逆にやられる恐れもある。
圧倒的な戦闘力で町や村を支配することもできますが、そのやり方だと常に人間の反撃を恐れないといけなくなってしまう。
喰種にとっては、支配するのではなくこっそり人間を食べるほうが安全という結論になったのじゃないでしょうか。
これが1:100くらいまでなら力で支配できたんじゃないかと思うんですけどね。
江戸時代は江戸・大阪などの大都市、各藩の藩庁所在地・小都市、そして小規模な農村で構成されていましたが、喰種が住めるのは最低でも数万人以上の都市だけでしょう。
喰種も単体ではなく親子兄弟で暮らしているようですし、そうなると1000人じゃ足りない。
定期的に人間が行方不明になっても大騒ぎにならないレベルの大きな都市でないと、喰種は暮らしていけない。
江戸時代の人口は3000万人前後と言われていますので、現代の約1/4。
喰種数人が生きていけるレベルの大都市など、日本全国で何箇所あったのでしょうか。農村に分散していたでしょうし。
翻って現代を見ると、喰種が増殖するのに最適な環境。
- 行方不明者が出ても大騒ぎにならないほどの大規模な都市
- 希薄な人間関係
- 移動の自由
今まで一般市民が喰種を都市伝説と言っていたのも、今まではごくごく少数だったからでしょう。今のように大規模な喰種の集団が現れたのはおそらく史上はじめてのこと。
理由は今までと比べてはるかに食料の供給が増えたから。
ということで、なんかとりとめなくなっちゃった
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