【マンガ】東京タラレバ娘 東村アキコ ★★★☆☆ 結局はイケメンか。ヒモザイル騒動とか、西原理恵子とか。
結構、東村アキコ好きである。特に見た目が・・・
先日は、ヒモザイル騒動でかなり叩かれていたが、正直この人の悪いところが出ちゃったなーと思った。
この「東京タラレバ娘」もそうなのだけど、東村さん、結構イタイところをストレートにほじってくる。
それを男がやっちゃうとセクハラだなんだと大変なことになってしまうところを、「同性の目線」というポジションを使い、かなり率直に傷をほじる。
決して傷をつけているのじゃなくて、もう最初から傷があるのだけど、本人も気づいていなかったり、気づいていないふりしているところを狙う感じ。
今回の騒動を見て思ったのは、同じものを西原理恵子がやってもたぶん炎上しない。
漫画家としては結構近いポジションに居ると思うのだが、 個人としての立ち位置が少し違う。西原理恵子は自分が転んでケガをして血を流した(ついでに周囲の人間も傷を負う)ことをマンガにしているのに対し、東村アキコは血を流している人を見て、それをマンガにしているように思う。(テンパリストでは自分が楽しみながら血を流しているように思えたんだけど。)
なんというか、人徳のなさ。
なまじ美人で、マンガも賞をとっちゃったりして、しかもちょっと上から目線を感じてしまうのがもったいない。若いころは摩擦を恐れて角を丸くしてたのに、歳を重ねて生来の角が出ちゃったというか。
漫画家なんだからマンガで勝負!というのも正論だが、西原理恵子とか東村アキコとかくらいテレビに出ちゃったりしている人は漫画家本人の個性も評価されるのは仕方ないところかなぁと。
さてようやく東京タラレバ娘。
「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」
そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。
東村アキコの女子に対する鋭い視点と笑いがさく裂する最新作!!
あの時こうしていタラとか、◯◯してレバよかったとか、そんなことを思いながら気づいたらアラサーな女性のお話。
これだけなら、「傷を触るな!」と言う女性の声もあろうが、男の立場からも楽しく読めたのではないかと思う。
残念なのはなぁ、ここまで落としているのに、この主役の女性は東京に一人暮らししていて、脚本家で生活ができていて、イケメンモデルと結局やっちゃうとか。
ああ、結局は「◯◯だっタラ」を抜けていないんじゃないかとしか思えない。もっと現実的な女性と相手にすべきだったんじゃないのか?
まあ、結局は「ただしイケメンに限る」なのか・・
2巻は買ってない。