【マンガ】花もて語れ ★★★☆☆
花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 片山ユキオ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: コミック
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内容説明
朗読ってこんなに熱いの!? 熱血&癒やし系コミック
●あらすじ/両親を亡くし地方に住む叔母に引き取られた、小学1年生の佐倉ハナ。引っ込み思案な性格で周囲と打ち解けられなかったが、ある日、ハナは「朗読」をやっていると言う教育実習生と出会う。やがて22歳になったハナが繰り広げる「癒やし系熱血『朗読』ストーリー」、待望の第1集!
●本巻の特徴/(おそらくは)日本初となる本格朗読漫画! 漫画で朗読を表現する驚きの演出! 「朗読なんて……」と思った人こそ、ぜひ読んでみてください!! (この巻の朗読作品/宮沢賢治作「やまなし」他)
先日13巻で完結しました。今までそんな世界があることさえ知らなかった「朗読」の世界。
へぇーこんな事を考えながら読んでいるのかと、正直驚きました。
クラムボンはかぷかぷ笑ったよ
で全国の小学生を悩ませた「やまなし」の読込み。なるほどと感心しました。そうかそうだったのか。クラムボンはそうだったのか!!(ぜひご一読を)
全13巻を通しては、ちょっとムリな展開といいますか、一人の男性を複数の女性が好きになるんですが、その男性があまり魅力がなくって納得いかなかった。
主人公のハナちゃんがなぜその人が好きなのかもうさっぱり
展開的にもちょっと暗いのが数巻続いたので、真ん中くらいでやめた人も多いかもしれない。
昔、どこかのマンガで「意外な結末ってのは、意外であってかつ納得出来ないければいけない」と読んだことがある(誰だったか・・・パタリロか?)のですが、「花もて語れ」に関しては意外であって、かつ納得出来ない展開が多かったかな。
もうこれ以上ひっぱるの、きつくね?
と思っていたところで13巻完結でしたので、まあ良かったかなと思います。いっそ恋愛関係絡ませなければ数十巻イケタんじゃないの?と思いますが。
ただ、最初に書いたとおり、今まで知らなかった朗読の世界を広めたこと。また文学の読み込みが深くてとても関心したこと、ハナちゃんと満里子さんの友情はなかなか好感持てたことなど、なかなかによいことも多かった。
13巻と量的にもちょうどいいので、まずは1巻を読んでみるのオススメ