【書評】おジャ魔女どれみ ★★★☆☆
我が家には2002年生まれのムスメがいまして、おジャ魔女どれみとは少し世代が違うんですが、レンタルでとにかくよく見ていました。
第1期:1999年2月7日 - 2000年1月30日 『おジャ魔女どれみ』
第2期:2000年2月6日 - 2001年1月28日 『おジャ魔女どれみ♯』
第3期:2001年2月4日 - 2002年1月27日 『も〜っと! おジャ魔女どれみ』
第4期:2002年2月3日 - 2003年1月26日 『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』
この後はプリキュアシリーズになるわけですが、それはまた別のお話で。
小学生の女の子が魔法使見習い(おジャ魔女)になってしまい、立派な魔女になるために特訓したり魔法使いの赤ちゃんを育てたりするなど、まあ、言葉にするとありきたりですが、一番大事なのは友達関係で魔法はちょっとした小道具だったような気がします。
親としてもこんな子どもになってほしいなと思いつつとても楽しく一緒に見ていました。
第1期では小学3年生、それから1年毎にシリーズが続き6年生で卒業する第4期までがTV放送。(そのほかOVAで5期があったり映画があったり)小学校の卒業に伴い、魔法使いも卒業して普通の女の子となったのですが、数年ほど前からどれみたちが高校生になったラノベが始まりました。もちろんオフィシャルで。
おジャ魔女どれみ16 (2) Naive (講談社ラノベ文庫)
- 作者: 東堂いづみ,栗山緑
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: Kindle版
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おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)
- 作者: 東堂いづみ,栗山緑
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/01/15
- メディア: Kindle版
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えっーっ!どれみたちが帰ってくる-!と大喜びでムスメに伝えたところ「ふーん」ってつれないお返事。もうどれみとか見る年じゃないんだって。
それでもお父ちゃんは昔を懐かしみ、買ってみました。
懐かしかった。最初はとてもおもしろかった。
でも、でも。
これはやるべきじゃなかった。
高校生になったドレミたちがあるきっかけでまた魔法を使えるようになり、むかしのおジャ魔女たちが集まり高校生活を送るわけですが。お話自体はそれなりに面白いのですが。
これは、高校生である必要があるのか。
魔法を捨て、人間を選択したはずのどれみたちが、こんな簡単にまた魔法を使うってどうなんだろうか。それはTVでやったおジャ魔女の否定ではないんだろうか。
高校生になったどれみたちを見たい。でもそれは魔法が使えなくて、「あー昔みたいに魔法が使えたらな」とか思いつつ、普通の女の子として生活する方が良かった。
セールス的にはやっぱり高校生になったおジャ魔女!のほうが売れると思うし、話も作りやすいと思いますよ。当時の脚本家の方が今回書いているそうなので。
でもそれはあの感動の最終回の否定だと思う。
どれみもはづきちゃんもアイコも、全然変わってない。これ、あの最終回なかったコトにして高校生になったバージョンでしかない。
当時を懐かしむのに1冊くらいはありかもしれない。でも違う。見たかったのは魔法を使えないで成長したどれみなんだけどなあ