kohidekazu's blog 買ってみた。使ってみた。読んでみた。

自分が40代になったことが信じられない40代のために!

ぼくんち ★★★★★ 西原理恵子のいちばん


 

ぼくんち 上 (角川文庫)

ぼくんち 上 (角川文庫)

 

 

 

ぼくんち 中 (角川文庫)

ぼくんち 中 (角川文庫)

 

 

 

ぼくんち 下 (角川文庫)

ぼくんち 下 (角川文庫)

 

 

 

 西原理恵子は長いです。初めて見たのは20数年前(年がバレる)のヤングサンデー巻末の「ちくろ幼稚園」。それはそれは下手くそな絵が。

 その次は近代麻雀だったかで、「まあじゃん放浪記」、これは今の「毎日かあさん」に通じる自伝風西原理恵子の出発点か。

 それからも鴨ちゃんと知り合った「鳥頭紀行」や「できるかな」、一躍ブームになった「恨ミシュラン」などなど。

 

 この20数年、いろんな西原理恵子の本を買ってきましたが、この「ぼくんち」がいちばんです。大人のための残酷な絵本。現実は辛く理不尽で、そしてそこに生きている人がいる。生きるという事がどれだけ大変なのか、そしてそこで笑うことがどれだけ大事なことなのか。

 

 白黒版もあるのですが、ぜひ愛ちゃんが精魂込めて塗ったこのカラー版を買ってください。

 

 好き嫌いが大きいサイバラですが、ぜひ一度。これを。