【マンガ】テンプリズム9 ネタバレ感想 ★☆☆☆☆ 読者の気持ちがついていけない
とうとう、初の★☆☆☆☆、今まで★★☆☆☆だったんですけどね。もうちょっと・・これは・・・
★★★★★ すっげーおもしれえ!
★★★★☆ おもしろい
★★★☆☆ それなり 普通
★★☆☆☆ おもしろくない
★☆☆☆☆ イライラする
まあおおよそこんな感じなんですけど、もうイライラしっぱなし。
詳細は後で書くとして、まずなにが一番イライラするのか考えたところ
読者の気持ちの置き所がない
本を読む時って、登場人物のひとりの目線だったり、神の目線だったり、作品によって異なると思うんですが、テンプリズムの場合、特にこの9巻の場合、誰の目線でストーリーを追っていいのかがわからない。
8巻まではそれなりに、ニキだったりベルナだったり、読者はその時の登場人物の立場からストーリーを追っていったと思うんだけど、この9巻ではその目線がブレッブレで、イライラする。
作者はこの後の展開もなにもわかっているだろうからいいんだろうが、読者としては感情移入も出来ない、言っていることがコロコロ変わるキャラクタが目の前で右往左往しているのを見ているだけ。
神の目線、ってさっき書きましたけど、これは登場人物のひとりではなく、全体を上から見ているようなポジションとでも言うのかなあ。もっと全体を理解できてて、「ああ、ちがうの!それは勘違いなの!」とか思ったりするようなあれ。お芝居やテレビドラマを見ている時の感覚に近いような気もしますが、すみません、うまく説明できない。
とにかく、それでさえない。神の目線であっても把握できてない。
やはりね、ツナシの失敗が大きい。
彼の魅力の無さ、意味不明な言動、いつの間にか変わった性格と言動、ニキもベルナも惚れている理由がわからん。
アップンあたりが本当は解説なり、読者に対する方向性の示唆なりしてくれたらいいんじゃないかな。
「あいつもほんまは◯◯◯って思ってるはずやで」
みたいな。
あとはニキとベルナの言動の安定しないところがいかんし、ユイも目的が相変わらず不明。
長くなってきたので、次に続く。
とにかく今回の9巻は個人的にまったくだめだった。
今まで曽田正人資産を食いつぶしながら読んできたが、もうそろそろ終わるべきだと思ってる。