【音楽】岡村靖幸 11年ぶりのアルバム 「幸福」 ★★★★★ よくもわるくも岡村ちゃん
現在の40代というのは非常に音楽に恵まれていたと思う。外国ではビートルズが終わり、クイーンがいて、マドンナにシンディ・ローパー、マイケル・ジャクソンにマライヤ・キャリーもプリンスも。国内ではBOOWYがいて、尾崎豊がいて、そして、岡村靖幸がいた。
かなり偏ってるけれど、とにかく聞くものに困らない時代だった。
ビデオが普及し始め、MTVも始まったし、レコードはCDに置き換わった。
岡村靖幸ファンは愛情を込めて「岡村ちゃん」と呼び、褒め言葉として「気持ち悪い」という。
僕にとっての岡村ちゃんは、エロいけど純粋で、14歳で、女の子のことばかり考えている気持ち悪い人だ。
そしてこのアルバムでも岡村ちゃんは変わってなかった、と思う。
それでいいんだ。
僕が待っていたのは、いろんな辛いことを経験し、大人になって、若者を諭すような岡村ちゃんじゃない。
僕が待っていたのは、50を越えても女の子のことばかり考えていて、でも女の子のことがわからなくて、やっぱり気持ち悪い岡村ちゃんなのである。
- 全作詞・作曲・編曲:岡村靖幸(特記以外)
- できるだけ純情でいたい
- 新時代思想
- ラブメッセージ
- 30thシングル
- 揺れるお年頃
- 愛はおしゃれじゃない
作詞:小出祐介(Base Ball Bear)
- 28thシングル
- ヘアー
- 30thシングルのカップリング曲
- ビバナミダ
作詞:西寺郷太・岡村靖幸
- 27thシングル
- 彼氏になって優しくなって
- 29thシングル
- ぶーしゃかLOOP
- オフィシャルサイトのトップページにて流れる楽曲。本作にはアルバム用にリミックスされたアルバムバージョンで収録。
そして僕は岡村ちゃんに会いに行く。