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【書評】NHK ぼんくら2原作 「日暮らし」宮部みゆき ★★★★☆ まず「ぼんくら」を読んでから


NHK 木曜時代劇 ぼんくら2

www.nhk.or.jp

 

つい先日(15/12/3)最終回を迎えた「ぼんくら2」、2というからには当然1もあって2014に「ぼんくら」が放送されていました。

 

そのTV版「ぼんくら」の原作がこちら。「ぼんくら」

 

ぼんくら(上) (講談社文庫)

ぼんくら(上) (講談社文庫)

 
ぼんくら(下) (講談社文庫)

ぼんくら(下) (講談社文庫)

 

「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」――江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。著者渾身の長編時代ミステリー。

 

そして、TV版「ぼんくら2」の原作が「日暮らし」

 

新装版 日暮らし(上) (講談社文庫)

新装版 日暮らし(上) (講談社文庫)

 
新装版 日暮らし(下) (講談社文庫)

新装版 日暮らし(下) (講談社文庫)

 

 

 十八年前に生き別れた母と子。聞きたいことは山ほどあった。それなのに。

佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は実の母、葵だという。生き別れた親子に何があったのか。「この世のことを一人で全部背負(しょ)い込むわけにはいかないんだよ」。辛くても悲しくても決して消えてなくならない遺恨と嘘。本所深川の同心、平四郎と超美形の甥っ子、弓之助は真実を探り始める。 

 

 

TV版とはタイトルが違うので、原作とはわかりにくいかもしれません。

 

「日暮らし」は「ぼんくら」の続編なので、「ぼんくら」のストーリーや結末を予想させる部分があったり、なにより登場人物がかなり重複しているためまず「ぼんくら」から読むべき。

 

TV版はかなり原作を忠実に表現しています。TVを見て楽しめた人であれば素直に楽しめるのではないでしょうか。

岸谷五朗の平四郎役はいいですね。ぼんくらな雰囲気バッチリ。

弓之助は原作では非常な美少年で「お人形さんみたい」と言われたりするくらいなんですが、えーと、加部亜門くん、12歳か。可愛い顔、女の子っぽい顔立ちですけどねー

加部亜門 - Wikipedia

 

正直言いまして、「ぼんくら2」最終回の演技だけがどうにもおおげさだったかなぁと。おでこちゃんも。演出ですかねぇ

 

さすが宮部みゆき、といったところです。